
はぁ…毎日遅くまで働いてクタクタだよ…

事務作業が多すぎて、自分の仕事がなかなかできないわ…
学校現場って本当にやることが多すぎますよね。
「やりたいこと」よりも「やらなければならないこと」が多すぎて、つい帰るのが遅くなってしまうこともあります。
今回は、そんな働きまくりな先生方に向けて、パソコンの「スタートアップ機能」を紹介します。
この機能を使うことで、教育委員会や文科省に頼らなくとも、自らの手で働き方を改革していくことができます。
ボク自身も毎日、この「スタートアップ機能」を使うことによって効率よく働くことができるようになり、退勤時間が目に見えて早くなってきました。
ぜひ、この機会に「スタートアップ機能」の良さを知り、明日から導入してみてください。
【仕事を効率化する「スタートアップ機能」とは】
それでは、今回のテーマである「スタートアップ機能」について解説します。

このスタートアップを使って仕事を効率化させることができるよ!

でも、スタートアップってどうやるの??
スタートアップ機能の使い方
スタートアップ機能を使うには、以下の手順で設定が必要です。
1 スタートアップフォルダを開く
2 スタートアップフォルダにアプリを登録する
スタートアップフォルダは以下の順に進んでいけば見つかります。

左下のWindowsマーク→スタートメニュー→プログラム→スタートアップ
次にスタートアップフォルダに登録したいアプリケーションやデータを登録します

登録したいアプリやデータを右クリックでコピーする→スタートアップフォルダに貼り付け
貼り付けが完了したら、以下の手順で「スタートアップ」内に追加したアプリが反映されているか確認します。

『スタート』(Windowsロゴ)→『設定』(歯車のマーク)→『Windows の設定』→『アプリ』→左下のスタートアップ
このスタートアップの中に先ほどコピーしたデータが反映されていたら完了です。
この準備ができれば、これ以後パソコンを立ち上げた時点で、登録しているアプリケーションやデータがすぐに起動します。
【「生もの仕事」と「乾き物仕事」という考え方】
ボクたち教師が毎日行っている仕事には「2種類の仕事がある」ということを説明します。
この仕事に対する考え方こそが、日々の仕事をより効率的に進めることにつながります。
2種類の仕事とは、
「生もの仕事」と「乾きもの仕事」です。
この考え方はTwitter界で有名なさる先生(@saruesteacher)の著書『全部やろうはバカやろう』から学んだものです。
「生もの仕事」とは
「生もの」は刺身や野菜など、早く食べないと腐ってしまうもののことから、「早く処理しないと鮮度が落ちてしまう仕事」のことを指します。
つまり、時間が経ってしまうと、記憶が曖昧になってしまい、仕事に時間がかかったり、内容が薄くなってしまったりするもののことを言います。

「乾きもの仕事」とは
一方、「乾きもの」は保存がきいて長持ちするもののことから、「一気に終わらせておいてもあとから使える仕事」を指します。
プリントの印刷や教科書を読んで教材研究しておく、といった仕事は「乾き物仕事」になります。
教師の仕事にはこの2種類があり、ボクたち教師は日々、この2つの仕事を行ったり来たりしているというわけです。

「生もの仕事」×「スタートアップ」で業務の効率化を!
先生の働き方改革は冒頭で説明した「スタートアップ機能」と「生もの仕事」のかけ合わせで一気に前進します。

「生もの仕事」×「スタートアップ」ってどういうこと??

時間がたてばすぐに鮮度が落ちてしまう「生もの仕事」を毎日スタートアップさせることによって、少しずつ進めていくということだよ!
今までこんなことはありませんでしたか?
・学期末に子どもの所見をまとめて書くと、すごく時間がかかる
・月末に出席簿を書き始めると、覚えていなくて大変
・勤務時間調査の打ち込みを月末に適当にやって終わらせる
先生なら誰もが経験したことがあるでしょう。
「所見」や「出席簿」「勤務時間調査」などは後からやろうと思うと、とても時間がかかってしまう仕事です。
つまり、「所見」や「出席簿」「勤務時間調査」は「生もの仕事」であるということ。
逆に言えば、その都度、鮮度を保ちながら仕事をこなせば高い精度で仕事を終わらしていける、とうことです。

でも、普段忙しくて、それらを意識していられないわ…

だからこそ、スタートアップさせることで、常に意識ができるんだよね!
それでは、「所見」「出席簿」「勤務時間調査」の仕事をこなしていくポイントを解説します。

所見
学期末にすごく時間がかかってしまう仕事の筆頭候補は間違いなく「所見を書くこと」でしょう。
ボク自身、毎学期末の所見書き作業にずっとウンザリしてきました。
でも、スタートアップ機能で所見を打ち込む枠を常に起動させることで、学期末の仕事から解放されるようになりました。
そんな意識を常に持てるようになったからです。
地道な毎日の所見作業ですが、この毎日の1歩が学期末の負担を大きく減らしてくれます。
出席簿
担任する児童・生徒の欠席や早退などがなければ一切打ち込む必要はありません。
でも、何かあった場合に「すぐに打ち込んでおく」ができるようにスタートアップさせます。
毎日、地道に進めておくことで、学期末は印刷するだけの状態が作られているはずです。
勤務時間調査
教員の働き方改革を進めるというスローガンのもと、「勤務時間調査」が行われています。
でも実際のところ、勤務時間調査を打ち込むことで何かが改善される気配はありません。
「ただ、勤務時間調査を打ち込む労力が増えただけ」というのが実際のところでしょう。
いまいち、意義を感じないこの仕事ですが、月末に適当に勤務時間を打ち込むことほど、無意味なことはありません。
スタートアップに登録しておくことで、朝一で勤務時間調査を打ち込むデータは起動します。
出勤したらその時間を打ち込み、帰る前に再度打ち込んで退勤する
そのサイクルを作ることで、正しい勤務時間調査が行えるようになります。
【まとめ】「生もの仕事」×「スタートアップ機能」で自ら働き方改革を!
この記事では、「スタートアップ機能」の便利さと設定の仕方を紹介してきました。

これなら自分にもできそうだな!
そんな風に思っていただけたら嬉しいです。
さらに、「スタートアップ機能」×「生もの仕事」であなたの働き方がより良いものに変われば、これ以上の嬉しさはありません。
あなたの働き方が改善されることは、あなたの自由な時間が増えることにつながります。
あなたの自由な時間が増えることは、あなたの幸せにつながると信じています。
ぜひ、参考にしていただき、明日からの働き方により良い変化をもたらせてください。
それではまたっ!

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