【教員にオススメの書籍】『嫌われる勇気』で学級経営を!

嫌われる勇気を 先生の仕事

学級経営に役立つ本ってあるのかな〜?

ランチョー
ランチョー

迷ったらとりあえず『嫌われる勇気』を読んでおけば間違いないよ!

150万部以上を売り上げている超ベストセラー『嫌われる勇気』

本書は、全ての先生が一読する価値のある1冊です。

今日は『嫌われる勇気』が学級経営に役立つ理由、考え方を説明します。

「アドラー心理学」って何?

そもそも、「アドラー心理学」とは何なのでしょうか?


「アドラー心理学とは…」と説明し始めたらキリがありません。

ですので、ここではもっとも重要となる考え方をもっとも簡単に説明します。

「他者を変えるための心理学ではなく、自分が変わるための心理学である」

これが、「アドラー心理学」を考え、知る際にとても大切になる考え方です。

よくある「心理学」って、

・どうアドバイスするか

・どう行動を変えてあげるか

・どんな考え方を伝えるか

というように、

「相手の行動を変えてあげる」というものがとても多いんですよね。


でも、アドラー心理学は一般的な心理学とは、そこが大きく違うんですよね。

自分自身が変わる

つまり、

教師自身が変わっていくための心理学であるわけです。

本書の最重要ポイント「課題の分離」

本書のポイントとなる考え方の中でも、「課題の分離」はかなり大きなポイントの1つです。

ボクはこの「課題の分離」という考え方を知って、漠然とした肩の荷がスッと降りるのを感じました。

課題の分離とは、

「人間関係の悩みは、全て対人関係の悩みである」

という考え方を基本としています。


私たちが生きるこの世界は、他者との関係性の中で生きていくことである以上、

「人間関係の悩みは尽きることがない」

というわけです。


その人間関係の悩みはなぜ生じるのか。

その理由をアドラーは、

「自分の課題」と「他者の課題」が混在してしまっているからだ。

と言います。

では、「自分の課題」と「他者の課題」とは何か。

この2つを整理しましょう。

「自分の課題」とは「自分自身でコントロールできること」

「他者の課題」とは「自分ではコントロールできないこと」

つまり、重要な考え方である「課題の分離」とは、

「自分の課題」と「他者の課題」を明確に分け、「自分の課題」にこそエネルギーを注ぐことが重要である

と、言えます。

学級経営に「課題の分離」を!

それでは、アドラー心理学の核「課題の分離」を学級経営に生かすとどうなるでしょうか。

ボクはこう考えています。


先生であるボクは「自分の課題」にエネルギーを注ぐ。

それに対しての子どもの反応や動きは「他者の課題」であるから、一喜一憂しない。


となります。

語弊を恐れずにざっくり言うと、

自分にやれることをやっておけば、子どもがどうであろうと関係ない

ということです。


こんなこと言うと、

「子どもの成長にコミットしてこそ「教員」でしょ!!!!」

とお叱りを受けそうです。

その気持ちは分かります。

ボクだって、「子どものことなど全く関係ない」と言っているわけではないんです。

①「自分の課題」か「他者の課題」なのかを明確に区別しよう

②「自分の課題」にフォーカスして、そこに注力しよう

③「他者の課題」には依存せず、冷静に結果を見つめよう

と言っているわけです。


ボク自身、学級経営を「課題の分離」で考えられるようになってから、子どもとの接し方が少し変わってきました。

なぜなら、「子どもの行動は子どもが決めるものだ」と割り切って考えられるようになったからです。

「今、自分にできる最大限のことをしてあげられれば、それでOK」と思えるようになったからです。


みなさんも、日々学級経営をしながら、子どものことで頭を悩ませることが多くありませんか?

そんな時「これは自分か子ども、どちらの課題かな?」と考えてみてください。

そうすれば、少し肩の荷がおり、自分がやるべきことにコミットできるはずです。


そして、そうやって生まれた先生の余裕こそ、子どもの成長にとって欠かせないものであると感じてもらえるはずです。

このブログを読んでくださった先生方、いや教育に携わる全ての人が「少し気楽に」相手と接することができることを祈っています。

それではまた!

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