
地鎮祭っていくらお金かかるのかな?

工務店に任せておけば大丈夫なんじゃないの?
今から、家を建てようと思っている皆さんは、遅かれ早かれ「地鎮祭をどうするか?」という問題に直面することになるでしょう。
- 地鎮祭って何?やる必要あるの?
- いくらいかかるの?なるべくお金かけたくないんだけど…
- 自分達って何かやることあるの?
家を建てるのに多くのお金がいるのに、地鎮祭にもお金をかけるのって本当に辛いですよね。

そんな方でも大丈夫!地鎮祭は自分達だけでできるし、コストも大幅に節約できるよ!準備物や手順を紹介するよ!
今回は、今現在、家を建築中の私が地鎮祭をセルフで行い、コストの節約につなげた具体的な方法を紹介します。
しかも、この方法は「自分勝手」に行なったものではありません。
施工業者さんと相談し、一緒に考えながら行なってきた方法なので安心してくださいね!
それでは、早速「セルフ地鎮祭」について解説していきましょう!

そもそも地鎮祭って何?
地鎮祭とは、
- 土木工事や建築などで工事を始める前に行う儀式のこと
- その土地の守護神を祀り、土地を利用させてもらうことの許しを得るという目的がある
と言われています。
工事の安全を祈願する儀式として昔から行われてきたものです。

テントを建て、縄を張ってあるのをよく見るね!
現在は、施工業者が主催して、段取りや進行をしてくれる場合がほとんどです。
神主や施主、工事関係者が集まって行うのが一般的になっています。
セルフ地鎮祭とは?
今回、提案する「セルフ地鎮祭」とは、その名の通り「セルフ(自分達)」で地鎮祭を行うというものです。

神主さんにお祓いしてもらわなくて大丈夫?
初めは、我が家もそのように考えていましたが、考えを改めました。
という考えこそ甘い!
と考えたのです。
大切なのは、「思い」と「縁起物」を合わせることです。
では、実際に「セルフ地鎮祭」で準備するものを紹介していきましょう!

セルフ地鎮祭で準備するものは?
セルフ地鎮祭での準備物は
- 神社でいただく「御札」と「鎮め物」
- 玉串料(5000円〜10000円程度)
- 洗ったお米(半合ほど)
- 清酒
- 粗塩
です。詳しく説明しますね。
神社でいただく「御札」と「鎮め物」
我が家では、近所の神社で「御札」と「鎮め物」をいただきました。
全くなしで「セルフ地鎮祭」を行うこともできますが、一応「縁起物」としていただくことにしたわけです。
近所の神社にこのようにお尋ねしてみましょう。
神社によっては「御札と鎮め物」を渡すというだけの対応はしていない、というところもあります。
神社に伺う日程を調整し、「御札と鎮め物」をいただきに行きますが、その際持っていくのが「玉串料」です。

玉串料
神社には封筒にお金を入れて持って行きますが、なんと書いていいか分かりませんよね。
セルフ地鎮祭では「玉串料」と書いた封筒にお金を入れていけば大丈夫ですよ!
封筒と文字はこのようにすればバッチリです!

入れるお金は10000円程度が一般的と言われています。
お米・清酒・粗塩
お米・清酒・粗塩の3点セットはセルフ地鎮祭の際、自分達の土地にまくためのものです。

清酒?粗塩?普通のお酒や塩と違うの?
細かく3点セットの中身について説明しますね!
お米の準備
お米は前日に半合ほどを洗い、ざるに入れて乾かしておけばOKです。
当日はナイロン袋に入れて持って行きましょう。
清酒の準備
スーパーに行って「清酒」はありますか?と聞けばいいのですが、私が行った時は店員さんも「清酒…?えっと…」となっていました。
自分で判断するのも難しいですよね。
かと言って一本、数千円〜1万円ほどする一升瓶を買う必要もありません。
お金をかけずにセルフ地鎮祭を行いたいのに、清酒に高いお金をかけていては無意味ですもんね。
結論を言えば、ワンカップのお酒を買えばOKです。
一本200円程度で購入できます。
粗塩の準備
粗塩を買うのも「……?」と思ってしまいますよね。
でも、大丈夫です。
スーパーで塩を売っているコーナーに行けば「粗塩」と書いた袋入りの塩が売っています。
スーパーの店員さんによると「海水から作っているものが粗塩である」とのことです。
1袋200〜300円の「粗塩」と書いたものを買えばOKです。

セルフ地鎮祭の手順
必要なものが準備できたら、実際に現地に行ってセルフ地鎮祭を行います。

次の手順に沿って、セルフ地鎮祭を進めていこう!
東側の角地を決め、まく順番を確かめる
準備した3点セットは東の角地から順に、南側→西側→北側という風に時計回りでまいていきます。
いきなり、「東側の角地」と言われてもよく分からないと思うので、携帯のコンパスなどを使い、「東の角地」を決定しましょう。
そこから、時計回りで1周することを確かめましょう。
米→粗塩→清酒の順にまく
確認した順に米から1つまみずつまいていきます。
米→粗塩→清酒の順が一般的ですが、「塩からまく」「塩は最後」など諸説あります。
自分達が信じる順にまけばOKです。
余った分を真ん中に盛り、家族みんなで祈願する
3点セットの余った分は最後に土地の真ん中に集めて盛りましょう。
そして、家族みんなで土地の真ん中に集まり、祈願します。
我が家では、その際「御札」と「鎮め物」も真ん中に持ってきて、祈願することにしました。
地鎮祭の後、工務店に「御札」と「鎮め物」を渡す
セルフ地鎮祭が終われば、「御札」と「鎮め物」は工務店に渡しましょう。
「鎮め物」は基礎の部分に、「御札」は天井裏などに入れてくれます。

【まとめ】地鎮祭はセルフで行えて節約にもなるので絶対セルフでするべき!
いかがだったでしょうか?
- 「御札」や「鎮め物」「3点セット」を準備する
- 手順に沿って自分達で地鎮祭を行う
この2点さえ意識できれば、セルフ地鎮祭はバッチリ行うことができます。
そして、実際にかかる費用は「玉串料」と3点セットを買うための数百円だけです。
工務店にお願いして地鎮祭を行えば、
- 玉串料 3〜5万円
- 設営、各種レンタル料3〜5万円
- お供え物料金 5000〜1万円
- 合計6.5〜11万円
相場がこれくらいかかるわけですから、6分の1〜10分の1程度の出費で地鎮祭を行うことができるというわけです。
自分達で祈願し、かなりの節約ができるというわけですから、やらない理由はありませんよね。
これは令和時代の新常識になるのではないだろうか?と期待を込めてまとめてみました。
これからお家を建てられる方の参考になれば、嬉しいです。
それではまたっ!

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