
子育てって何を頑張ればいいのかはっきりしなくて…

いろんな子育て本を読んでみたけど分からなくて…
今回は、子育てについて悩んでおられるパパ・ママに「自宅ですぐに実践できる世界最高の子育て」について解説します。
・夢を持った子どもに育てたい
・思いやりのある子に育って欲しい
・今からの時代を生き抜ける子どもにしてあげたい
親はいろんな思いや夢、願いを抱えて子育てをしますよね。
僕も1歳5ヶ月になる娘がいますが、同じような夢を持って毎日子育てをしよう!と思っています。

でも、どんな子育てがいいの?何を大切にすればいいの?
といつも悩んでしまいます。
気になってたくさんの子育て本を読み、「これはすばらしい!」と思える1冊に出会うことができました。
今回はその『世界最高の子育て』(ボーク重子、ダイヤモンド社)からすぐに実践できそうな「家庭での子育て」についてまとめてみます。
すぐに、家でも実践できるものばかりです。
ぜひ、参考にしてみてください!

【家庭で育てたい3つの力はこれ!】
インターネットやAIが急速に発達した現在、子どもにつけるべき力とはどのような力でしょうか。
どのような力をつけた子どもがこれからの時代を自らの足でたくましく進んでいくことができるのでしょうか。
『世界最高の子育て』では、「3つの力が必要だ」と述べられています。
その3つとはこのような力です。
①思考力
②コミュニケーション力
③回復力
それぞれ、どのような力のことを指しているのでしょうか。
・思考力
思考力とは、「自分で考える力」や「実行機能」「クリティカルシンキング」などが合わさった力のことです。
自分で考える力とは、自分で答えを出すべく考えることができる力のこと。
実行機能とは、アメリカの教育界で注目されている能力で自分で計画し、実行し、結果を出すスキルのこと。
ハーバード大学が最も育てるべき能力だと言っているのが、この「実行機能」だそうです。
クリティカルシンキングとは、情報を集め、事実を知ること。偏見やバイアスに挑戦しながら思い込みに惑わされず、論理的に考える力ともいえます。
子どもたちが生きる未来は、今よりさらにインターネットで世界中がつながり、色々な国、考えを持った人と共に生きていく世界になっているでしょう。
自分が出会ったことのない問題や人に出会うこともあるはずです。
そんな時に、自分の頭で考え、行動し、結果を出せる子どもに育てたいですね。
そのために必要なのが、この「思考力」だということです。

・コミュニケーション力
今ほど、自己表現力を問われている時代はないかもしれません。
国際化、多様化が進む社会だからこそ、自分の意見を持ち、それを効果的に表現する力が問われます。
また、考えが違う人とも建設的に意見交換する力も必要です。
先ほど述べた「思考力」がついた子どもは、その考えを相手に効果的に伝えるコミュニケーション力が必要になるというわけです。

・回復力
今、世界のエリート校が最も注目している分野といっていいのが「レジリエンス」です。
このレジリエンスは「精神的回復力」や「弾力性」と訳され、「折れない心」などと表現されることもあります。
どんなに優秀で才能溢れる人材であっても、失敗や逆境などで落ち込んだ時に自分を奮い立たせることができなければ、才能を生かすことはできませんよね。
この回復力は「非認知能力」の中でも非常に大切なもので、訓練で高めることができるようです。
何があっても、自分の力を出し切る子どもに育てるため、「回復力」を高めることが必要です。

【すぐに家庭で世界最高の子育てを!具体的な実践例を紹介!】
・思考力アップのために「Yes/Noで答えられない質問」をする
「うん」とか「ううん」では答えられない質問をし、「考える癖」をつけましょう。
・今日どんなことがあったの?
・それはどうして?
・いつ?
・なんのために?
・あなたならどうする?
と子どもが考えて答えられる質問をすることを習慣化しましょう。
そうすることで、子どもはいつも「考える」ようになります。
まずは、親子の会話で「考えながら話す」ことを当たり前にすることが大切です。

会話をする時に、親が気をつけることってあるのかな?
子どもの思考力を育む上で、親が気をつけるべきことがあります。
・「こうしなさい」ではなく「どうすればうまくいくかな?」と問う
・途中で結論を出さず、最後まで聞く
・子どもの考えに批判的なことは言わない
・最後は「話してくれてありがとう」と伝える
これらを常に意識して子どもと接することで、子どもは安心して、じっくり考えることができ、「思考力」を高めていけます。

・実行機能アップのために、一緒に夕食を作る
一緒に夕食を作るのは、「実行機能」を高めるために最適です。
実行機能とは、「自分で計画し、実行し、結果を出すスキル」のことでした。
行き当たりばったり、思いつきではなく、自分で計画することが必要なわけです。
そのためにも「夕食作り」は最適です。
・何を作るか決める
・何の食材がいるか書き出す
・買い物に必要なものを調べる
・必要なものを買いに行く
・手順に沿って作る
このように、計画に沿って結果をだすという経験を積ませていきましょう。
もちろん、「実行機能」を高める際にも注意するポイントがあります。
・親が手出ししない
・プロセスや結果に口出ししない
・見張らない
・100%の達成感を味わわせる
・達成後にものやお金を与えず、賞賛を与える
これらを意識し、子どもの「実行機能」を高め、「自分からやる」子どもを育てていきましょう。

・コミュニケーション力アップのため、夕食時に全員スピーチをする
思考力を育てた後は、プレゼン力、対話力を育てる必要があります。
アメリカでは、幼稚園から「ショー&テル」というプレゼンの練習を始めるそうです。
では、家庭で子どもの「コミュニケーション力」を高めるため、夕食時は1人ずつ今日のスピーチをするという時間を設定しましょう。
「スピーチ」のポイントは
・いつ
・どこで
・誰が
・何を
・どのように
初めはこのうような枠組みを決めて話すようにしましょう。
もちろん、パパもママも同じように話します。
その際、どうしたらどうやって話したらみんなが楽しんでくれるか、という視点を持って親は工夫して見ましょう。
・ジェスチャーをつける
・オチでは迫力を持って話す
・クイズ風にしてみる
など、親が工夫を見せることで子どももそれを真似して工夫するようになります。
このようにして、みんなの前で自分の思いを話すことに慣れた子どもは学校やその他の集団でもコミュニケーション力を発揮することができます。

・対話力アップのため、同じものを見て感想を伝え合う
お互いの思いを伝え合う力、対話力を鍛える方法は「同じものを共有し、それについてお互いが意見を言い合う」場を設けることです。
テレビや新聞のニュースを見て、パパはこう思うけど、どう思う?などと聞いてもいいでしょう。
何気ない会話の中で対話するのもいいですが、ぜひ、お互いの「感想タイム」を設けてみましょう。
・映画を一緒に見て、終わったら感想を伝え合う
・一緒に本を読み、感想を伝え合う
・ニュースを見て、お互いの感想を言い合う
そのような場を繰り返すことで、自分の意見を言いつつ、他人の意見を受け入れる力が高まってきます。
もちろん注意するポイントもあります。
・自分ばかり話したり、話さないのはダメ
・相手の話は遮らず最後まで聞く
・自分が言ったら「あなたはどう?」と聞く
・ながら聞き(スマホを見ながら、音楽を聞きながら)はせず、目を見て聞く
対話力を高め、価値観や考えの違う人とも気持ちを伝えあえる力を高めていきましょう。

・回復力を高めるため、心の安全地帯を家庭に作る
世界のエリート校が最も注目しているのが「レジリエンス」です。
「レジリエンス」とは精神的回復力、弾力性、折れない心などと言い表されることもあります。
現在のコロナウイルスのように、誰も経験したことのない問題に打ち当たることが多々あります。
そんな中で、幸せで息の長い活躍をができる子どもを育てるため、「レジリエンス」を鍛えることが必要だという認識が世界中に広がっています。
では、どうすれば「レジリエンス」=「心の回復力」を高めることができるのか。
それは、いつも家庭が「心の安全地帯」であることです。
そのために具体的にできることがあります。
・毎晩一緒に夕食を食べる。それが無理な日でも一緒にお茶する時間を作る
・1日に1回は子どもが好きなことをする時間を取る
・子どもを抱きしめたり、大げさに祝ったりする
・親がいつも幸せで、希望に満ちている。そのために、親が自分だけの時間を大切にする。
もちろん、注意すべきポイントがあります。
他人との比較は「レジリエンスを弱める」と言われています。
我が子のそのままを愛し、認め、抱きしめてあげましょう。

【自宅でできる世界最高の子育てまとめ】
アメリカの最先端をいく小学校でも取り入れられている教育を自宅でできる具体的な方法を紹介してきました。
それでは、今日から自宅でできる「世界最高の子育て」の仕方をまとめましょう。
・思考力アップのために「Yes/Noで答えられない質問」をする
・実行機能アップのために、一緒に夕食を作る
・コミュニケーション力アップのため、夕食時に全員スピーチをする
・対話力アップのため、同じものを見て感想を伝え合う
・回復力を高めるため、心の安全地帯を家庭に作る
『世界最高の子育て』には、様々な実践や著者の娘さんの成長が惜しみなく紹介されています。
今回紹介したもの以外にもたくさんの実践が紹介されています。
ぜひ、このブログ以外の実践に興味がある方はチェックをお願いします。
それでは、あなたの家族、お子さんが昨日より一歩、幸せになりますように!
それではまた!!
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